今回観察した野鳥
- エナガ
- キビタキ
- クロツグミ
- コガラ
- コゲラ(山中湖周辺)
- ゴジュウカラ
- シジュウカラ
- センダイムシクイ
- ツバメ(山中湖周辺)
- ヒガラ
- メジロ
- ヤマガラ
探鳥記録
- 日時:2022/07/30(土)am
- 場所:大洞の水場 山梨県南都留郡山中湖村平野
- 天候:晴れ 20℃前後
概要
「大洞の水場」は、山中湖に隣接している「旭日丘公園」から徒歩で1.5キロほど。
撮影ポイントの水場までは10メートル弱。手前の水たまりまでは3、4メートルといった距離でした。
水場は綺麗な水が少しずつ流れており、避暑地ならではの涼しい場所を好む野鳥が飛来。
中でも「ゴジュウカラ」「センダイムシクイ」「クロツグミ」は、横浜市周辺ではなかなか会えない野鳥です。このほか、「シジュウカラ」「ヤマガラ」「メジロ」など身近な野鳥にも会えました。
感想
大洞の水場までの雰囲気
「旭日丘公園」から「大洞の水場」までは、別荘地の中を歩いていきます。木陰があり、涼しい環境です。その間も野鳥のさえずりが聞こえてきます。
特に案内看板や道案内は無く、大きな道路から脇道へ進みます。野鳥観察をしない人には分からない場所のように感じました。
大洞の水場の明るさ
とにかく暗い。時折、木漏れ日が射し込む事があっても、スポットライト的になって野鳥が白く光ってしまいます。
ISO感度やシャッタースピードを工夫しないと、鮮明に撮影できません。そんな環境なので、手持ち撮影では手振れ補正があったとしても、ブレブレになりがちです。水場の撮影は一脚か三脚があった方が良いでしょう。
とはいえ、野鳥はあちらこちらに移動します。水場以外でも撮影する場合は、臨機応変にしたいところです。
大洞の水場では音に注意
野鳥観察をする人しかいません。
皆さん、野鳥を撮影したい!という共通の気持ちから基本的に静か。会話は全くありませんし、歩く時の音も気になるくらいです。間食はビニールのカシャ音が迷惑になるので、後ろに下がって食事する人も。シャッター音も半分くらいの方は無音設定されています。
今回、私が迷惑に感じたのは「鈴」をカメラバックに付けていた方です。
熊よけのために常時付けているのでしょう。カメラバックから何かを取り出す度に音が鳴り響いていて、野鳥が警戒して寄ってこないのではと気が気じゃありません。
価値観は人それぞれなので、「鈴」の音をどう感じるかは人によって色々。この方にとって「鈴」は聞き慣れている、あるいは、このくらい良いだろうと思われたのでしょう。
「鈴」以外でも、真剣に撮影されている方にとっては迷惑です。うるさい!と、口論に発展する可能性も秘めています。
ここでは「音」が出るものは極力片付けておくほうが良さそうです。
撮影ポイントまでの距離
撮影ポイントの水場までは、体感的に10メートル弱くらい。水浴びしている野鳥は、肉眼で2センチくらいの大きさです。
手前の水場は比較的近いものの、遠くの水場に比べると野鳥の数は少ないです。
今回は、手前の水場に「クロツグミ」「キビタキ」「シジュウカラ」「コガラ」が数羽。「クロツグミ」は手前で何度か確認されているので、お気に入りの場所のようです。
▼画像中央が手前の水場
詳細
全体的に焦点が合わない結果になってしまいました。次回は、シャッタースピードやISO感動、一脚を使うなど、もう少し工夫して挑みたいと思います。
キビタキ
「キビタキ」は今回、メスしか来ませんでした。他の日にはオスも飛来したようです。
奥の水場がメイン。先に水浴びしていた「コガラ」がしばらく場所を占領していて、ちょっとした口論に。お気に入りの場所を競って、せわしなく水浴びしています。
水場の奥にある、穴のような場所は野鳥の休憩スポット。外敵から見えず、水浴び場は目の前という過ごしやすい場所。
穴と水場を行ったり来たりしています。
クロツグミ
ほんの数秒だけ「クロツグミ」が、手前の水場へやってきました。
待機していた場所からは、枝が邪魔をしていて無理な体勢での撮影に。水浴びというよりも、一瞬だけ水に浸かって飛び立つという感じ。
ブレていますが証拠写真として残しておきます。
▼近くの水場
コガラ
「コガラ」は奥と手前、両方に飛来してきました。
手前の水場からは、なんとか羽毛が濡れている様子がわかる撮影に。
ゴジュウカラ
「ゴジュウカラ」が奥の水場に1、2羽来てくれました。
横浜市の街中ではまず会えません。嬉しくて沢山撮影するも、とにかくすばしっこくてブレブレに。水場でササっと水浴びした後、すぐに枝に乗り、数秒で飛び立つ。
カラ類は、落ち着きがない野鳥が多いです。
シジュウカラ
「シジュウカラ」はいちばん多く観察。幼鳥が多いように感じました。
手前の水場で、ほんのひととき羽根を休めています。水面がおだやかで鏡のよう。数十秒だけここにいてくれました。
センダイムシクイ
あれ!目の横に筋がある!と思って撮影したのが「センダイムシクイ」です。
「センダイムシクイ」は「ウグイス」や「ヤブサメ」と似ているのですが、かろうじて頭のてっぺんに薄く白い羽毛を確認できたので「センダイムシクイ」と判断しました。
本来なら「ウグイス」と同じ大きさなのですが、少し小さいので幼鳥かもしれません。
ヒガラ
奥の水場で「ヒガラ」も飛来。
「コガラ」とよく似ていますが、翼の模様と髭(顎下の黒い羽毛)の大きさから「ヒガラ」と判断しました。
「ヒガラ」も横浜市の街中では、なかなか会えない野鳥です。
メジロ
公園や民家でも見かける、お馴染みの「メジロ」。数羽で飛来してきて、奥の水場へ。
水に濡れて、羽毛の色が濃くなったように見えます。激しく何度も水浴びしていました。
ヤマガラ
水に濡れて、一段と可愛らしさが増す「ヤマガラ」。
顔まわりのタワシ状の羽毛もしっとりして見えます。「ヤマガラ」は遠くからでも分かる、見つけやすい野鳥。数羽飛来していました。
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