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室堂平で観察したライチョウなどの野鳥/2022年9月19日

中新川郡

今回観察した野鳥

  • カヤクグリ
  • ホシガラス
  • ライチョウ

探鳥記録

室堂平|歩道から見える眺め by android

室堂平は神奈川県横浜市から約400キロ、車で7時間半ほどの位置にあります。横浜市から日帰りで行くには厳しい場所なので、参考程度になさってください。

概要

室堂平|立山の山﨑圏谷 by android

4~5時間ほど散策して、出会った野鳥は2羽だけ。

「ミクリガ池」の奥から飛び立った「ホシガラス」、歩道脇の低木から飛び出した「カヤクグリ」のみ。遠くに見えるバーダーさんもカメラを下ろしています。

「立山自然保護センター」に寄って「ライチョウ」の出現情報を得てから、ようやく「ライチョウ」に出会うことが出来ました。

感想

室堂平|秋の訪れを感じる初秋のオヤマリンドウ by G9Pro 

今回は台風が来ていた事もあってか、ケーブルカーやバスの乗車で混雑する事はありませんでした。

「ライチョウ」の観察は、公式サイトや「立山自然保護センター」で直近出現情報を得るのが早くて確実だと感じました。過去に見られた「ライチョウ」のポイントで探しても会えない確率が高いです。

闇雲に探鳥するには広するし、体力の消耗も大きい。平地と違って酸素が薄く、天気がすぐに変わるため、身体の負担を早く感じました。

「室堂平」の探鳥は体調を万全に、山の天気を想定して準備する必要があると実感しました。

室堂平は空気が薄くて天気が変わりやすい

室堂平|血の池横の歩道 by android

ダイナミックな景色を堪能しながらも、野鳥に会いたくてアップダウンが大きな歩道をガンガン進んでいました。すると突然、血の気がひいたようになり気持ち悪くなってしまいました。

身体が対応できず、びっくりしたのでしょう。

というのも、室堂平は平地の75%の空気。突然ザッと雨がふったり、照り返しが強くなったり。強い風が身体を吹き抜けます。

室堂平は、体調を万全にして無理なく歩くべき場所です。

▼冷えた風が吹き抜ける

室堂平|地獄谷周辺の吹流し by G9Pro

立山自然保護センターでライチョウの出現情報チェック

室堂平|立山自然保護センター by android

「立山自然保護センター」では、「ライチョウ」の情報共有をしていました。入口のカウンターには、いつ・どこで・どのような「ライチョウ」を見たのかを書ける表があります。

スタッフの方に、ほんの数分前に目撃されたポイントを教えて頂きました。感謝!

情報をオープンにしているのは、観察しやすくする事以外に、今後の保護活動や生息環境維持へ繋げていくことにあるとのこと。

個体数がまだ少ないので、絶滅しないように様々な活動をされているようです。

室堂平|立山自然保護センター内 by android

ちなみに、「立川自然保護センター」内で紹介されていた野鳥は20種類弱。そのうち数種類は、渡りで立ち寄るといった感じで、観察できる種類は少ないようでした。

詳細

カヤクグリ

室堂平|初秋の赤い実 by G9Pro

歩道を歩いていたら、低木から飛び出した「カヤクグリ」。突然目の前を飛び出し、サッと遠くへ飛んで行ってしまいました。

ほんの数秒の出来事。撮影をする時間はありません。人が来てびっくりしたのでしょうね。

ホシガラス

室堂平|ミクリガ池 by android

「ホシガラス」も撮影はできませんでした。

遠くに見える「ミクリガ池」周辺にある樹木から飛び出し、あっという間に遠くへ。遠くからでも、白黒の模様がはっきり見えました。

ライチョウ

室堂平|ライチョウが観察されたポイント by android

「立山自然保護センター」の方に教えていただいたポイントは、登山道入り口から少し登った場所。登山が目的ではないので、散策ではまず通らない場所に「ライチョウ」がいました。

全部で3羽。その距離、4、5メートルといったところ。

ゆっくり何かをついばみながら、周囲を見ています。草が邪魔をして、なかなか全体が見えません。

室堂平|草の影から顔を出すライチョウ by G9Pro

ゆっくりと出てきた「ライチョウ」が1羽。

チングルマの綿毛と色合いが似ています。

室堂平|ライチョウとチングルマの綿毛 by G9Pro

目の上、まぶた部分の肉冠(にくかん)が赤くなっていた「ライチョウ」もいました。

この赤い肉冠(にくかん)。オスにもメスにもあるので断定は出来ませんが、大きく飛び出すほどではないので、おそらく「メス」でしょう。

室堂平|ライチョウ by Olympus OM-1

この、茶褐色や黒褐色の羽毛は夏羽。冬には白い羽毛になるそうです。周囲に溶け込んで、目立たなくなっているのですね。

人が近くで撮影しても、驚かさなければ動じないので、いつまでも観察していたい気持ちになります。「ライチョウ」の優しい視線と、揺れるチングルマの綿毛。何とも癒される出会いでした。

フォトギャラリー

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