今回観察した野鳥
- アオサギ
- アオジ
- オオバン
- オカヨシガモ
- カイツブリ
- カルガモ
- カワウ
- カワセミ
- カワラバト
- キセキレイ
- コガモ
- コサギ
- シジュウカラ
- ジョウビタキ
- スズメ
- セッカ
- ダイサギ
- タシギ
- トビ
- ハクセキレイ
- ハシビロガモ
- ハシブトガラス
- バン
- ホオジロ
- ヨシガモ
探鳥記録
- 日時:2022/12/25(日)
- 場所:境川遊水地公園
- 天候:くもりのち雨・7℃
概要
今回も今田遊水地をメインに探鳥へ。途中、今田管理センターで、今見られている野鳥の情報を得ました。
カモ類は「オカヨシガモ」「カルガモ」「コガモ」「ハシビロガモ」「ヨシガモ」。このほか「オオバン」「カイツブリ」などを観察
前回(11月末)観察できた「トモエガモ」は、今回見つけられませんでした。他のバーダーさんも同じように話していたので、茂みで寝ているのかもしれません。午後のほうが出てくれる確率が高いようです。
関連記事 ▼11月末「トモエガモ」の観察
アシの茂みからでは「セッカ」のさえずりが聞こえました。歩道で静かに待っていると、一瞬だけ姿を見せてくれましたが、撮影はひどい状態に。
境川沿いのサイクリングロードからは、湿地のような場所から「バン」「タシギ」、比較的近くで見えたは「ヨシガモ」です。「ヨシガモ」は群れで陸にあがっていて、水面よりも手前で観察できました。
感想
今回も「今田遊水地」の駐車場を利用。今田管理センターに寄って、情報を得てから探鳥へ。
境川沿いサイクリングロードからの探鳥
しばらく広場がある歩道側で探鳥したあと、階段を上がって境川沿いのサイクリングロードへ。
遊水地を見下ろすと、沢山のカモ類が陸にあがっています。それまでの距離は7、8メートルといったところ。
見えたのは「ヨシガモ」の小さな群れ。オスとメスが一生懸命ついばんでいます。
大抵、カモ類は水面か茂み付近にいることが多く、遠くからの観察になりがちです。陸にあがっているのを見たのは、これまで「カルガモ」だけでした。
タイミングが合えば「カルガモ」以外のカモも観察できるという発見でした。
今田管理センターの情報
まずは、階段を登り「今田管理センター」へ。
先月(11月26日)には紹介されていなかった「ジョウビタキ」や「セッカ」が掲示されていました。今、何が観察できるのか分かるので、とっても有難いコーナーです。
▼2022年12月25日の掲示
▼2022年11月26日の掲示
▼2022年10月30日の掲示
詳細
カワセミ
水面を飛ぶ2羽「カワセミ」を観察できました。さえずって飛んでくれたので、なんとか分かりました。肉眼では2、3ミリといった感じで、あまりにも遠かったので撮影は断念。
「カワセミ」は、「俣野遊水地」との境目にある「和泉川」付近の方が近くで観察できます。
キセキレイ
境川の岩場に「キセキレイ」。鷺舞橋(さぎまいばし)付近でも、遠くに1羽見かけました。
遊水地で探鳥するときは、境川もチェックすると思わぬ出会いがあります。
コガモ
サイクリングロードから「トモエガモ」がいないかなぁ・・・とチェックしていると、眼のまわりに白い筋が入ったカモがいました!よく見ると「コガモ」でした。
「トモエガモ」は、横向きでも目の周りの緑色がカーブになっていて、身体ももう少し大きい。「コガモ」みたいに、黄色いパンツは履いていません。
とはいえ「コガモ」も冬鳥。今しか会えない可愛いカモです。顔に陽が当たり、玉虫色のように反射して綺麗でした。
セッカ
今田遊水地の水辺付近を歩いていると、アシの茂みから「スズメ」のチュンチュンというさえずりのほかに、チッチッチと小さな声。「セッカ」です。
体勢を低くしてしばらく観察してみると、茎の影にその姿を発見。
こんな状態でも「セッカ」の特徴である、胸元からお腹にかけて見られる白っぽい羽毛が見えました。
「セッカ」はアシの状態によって、全身を観察できる場合もあります。留鳥なので、さえずりが聞こえたら腰を据えて待つスタイルも良いですね。
関連記事 ▼3月末「セッカ」の観察
タシギ
「タシギ」は、サイクリングロードの自動販売機付近から見下ろした湿地で何度か観察しています。今回も、そこから数メートル先の茂みから出てくれました。
バン
「タシギ」が出てきた湿地の近くに「バン」。
「バン」は、遠くに見える杭の近くにも数羽、羽根を休めていました。地味なので見つけにくいのですが、今回は飛び出してくれたので分かりました。
ホオジロ
アシの茂みから見える枝で、チョッ!ピチュピチュキュル・・・ピーチク!という感じの、力強くて長いさえずりが聞こえていました。「ホオジロ」です。
「ホオジロ」の聞きなし(人の言葉や文字に置き換えて覚えやすくしたもの)は2種類。
- 一筆啓上つかまつり候(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)
- 源平ツツジ白ツツジ
どちらも、そんな風に聞こえないけどなぁ・・・という言葉。
ですが、早口で読むと、さえずりはそのくらいの長さになります。人の言葉に置き換えると、意味不明な感じになりますね。
ヨシガモ
今回はちょうど陽が当たって、「ヨシガモ」のナポレオンハットが綺麗に見えました。サイクリングロード側の陸に上がってくれていたので、普段よりは近くからの観察です(10メートルくらい)。
メスは地味ですが、羽毛の色の重なりがとても綺麗。
しばらく観察していると、交尾しているペアもいました。繁殖期は春から夏なので、ペアになって間もない可能性もあります。
慣れない土地でも、こうして命を繋ごうとしている姿を見ると嬉しくなります。彼らにとって、境川遊水地は安心できる場所なのでしょう。