今回観察した野鳥
- アオサギ
- コサギ
- コチドリ
- ダイサギ
- ハクセキレイ
- ハシボソガラス
- ムナグロ
- ムクドリ
探鳥記録
- 日時:2022/08/28(土)am
- 探鳥地:厚木市猿ヶ島付近の休耕田(※)
- 所在地:神奈川県厚木市猿ヶ島付近
- 天候:25℃前後 くもりのち小雨
※ 休耕田(きゅうこうでん):田んぼとして耕作をしていない土地
概要
前日同様、相模川のすぐ近くに位置する猿ヶ島付近へ。
大きな休耕田に「ムナグロ」3羽、「コチドリ」が数羽。前日確認できた「タシギ」は観察できませんでした。同じように「ムクドリ」や「ツバメ」「ハクセキレイ」も時折飛来。
「ムナグロ」は3羽で一緒に空を飛んだり、田んぼに戻ったりを頻繁に繰り返していました。すぐ近くをぐるりと飛ぶだけ。1羽は色が薄いので、幼鳥でしょう。飛ぶ練習をしているように見えました。
今回も遠くの建物付近に、白いサギ類。雨が降り始めたため、短時間での探鳥になりました。
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感想
今回は、午前中から小雨予報。雨ならば人も少ないだろうと予想して訪れてみました。
午前8時ころまでで3、4人といったところ。立っている人は1人か2人。それでも、野鳥はなかなか近くに来てくれません。
9時近くに雨が降り始めたため、車に戻ってみると、すぐに5、6メートル先まで「ダイゼン」や「コチドリ」が来てくれました。人がいなくなった途端に…です。
やはり、1人でも人の気配を感じると、野鳥は来てくれませんね。見通しの良い田んぼは尚更です。
バーダーさんとの会話
今回は、撮影場所を譲り合ったり、静かに立ち去ったりとマナーが良いバーダーさんばかり。心穏やかに野鳥観察できました。
常連さんの会話によると、少し前に「タカブシギ」が飛来したいたようです。ここ数日は観察できていないとの事で残念。タイミングですね。
そして、この休耕田は今年で終わりだそうです。来年あたりに大きな建物が建つそうで、秋以降に手が入るとの事。この夏が見納めです。
ご近所さんも興味深々
しばらく座って田んぼを眺めていると、ご近所さんが「何かいるんですか?」と声をかけてくださいました。「ここ数週間、カメラを持った人がいるので」との事。
「ムナグロという野鳥がいますよ、ほらあそこに」と教えてあげると、「わぁ!かわいい」と年季の入った双眼鏡で観察されていました。
何度も「ムナグロ」と伝えても「え?ムネクロ?ウナクロ?」といった感じで、よく分からない様子。
「ムナグロ」という言葉、野鳥観察している人にしかすんなり呑み込めない言葉なのかもしれません。手のひらに指で文字を書きながら、ジェスチャーしながら、胸が黒いので・・・などと伝えて、ようやく分かっていただきました。
詳細
コチドリ
前日同様、「コチドリ」は数羽観察できました。
水路の縁と茂みを言ったり来たり。2、3羽で一緒に行動していた「コチドリ」もいます。
ハクセキレイ
身近な野鳥「ハクセキレイ」。田んぼにも飛来しています。
「ムクドリ」と一緒に何かをついばんでいたり、水路の縁にとまってみたり。相変わらず、じっとしていない野鳥です。
ムナグロ
「ムナグロ」が3羽、付かず離れずで一緒に行動していました。
前日よりも近くで観察できたので、「金色」が混ざる羽毛がよく見えました。春になると、胸とお腹が黒くなり、さらに美しいコントラストが見られます。
ただ、この休耕田は今年で終わり。来年の春はもう、ここに飛来してこないのです。
シギやチドリの中継地点、またひとつ無くなると思うと残念でなりません。どこかの休耕田、干潟を見つけて命を繋いで欲しいですね。