バードウォッチング(野鳥観察)という趣味は実にシンプル。5感を刺激して有酸素運動し、誰に干渉されることなく、ひとりでも楽しめます。
「普段何かと忙しい。運動しなきゃ、外に出なきゃ、ひとりで楽しめる趣味は無いかな・・・」と感じている人にもオススメです。
バードウォッチング(野鳥観察)は5感を刺激する
ただ、野鳥を見るだけ。というシンプルなこの趣味、実はかなり5感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚(皮膚感覚))を刺激します。
普段の生活で5感全てを感じることって、意識しないと難しいですよね。
野鳥観察すると・・・
- 視覚:遠くの枝や景色をジッと観察
- 聴覚:鳥のさえずりを聴く
- 嗅覚:風や土の匂いで季節を感じる
- 味覚:現地の食、自然の中で食を味わう
- 触覚(皮膚感覚):双眼鏡やカメラを丁寧に扱うなど
という感じです。
このほかにも、野鳥を探して歩くと、自然に有酸素運動もできてしまう。実に身体に良い趣味です。
それから、野鳥観察は人ぞれぞれスタイルが違うから興味深いです。
バードウォッチング(野鳥観察)の楽しみ方
バードウォッチング(野鳥観察)スタイルは人それぞれで、1種類の野鳥をひたすら毎日撮影する人もいれば、なんとなくブラブラ歩いて見るだけという人も。
共通して言えることは以下です。
- 早朝に行動できる
- 景色を見るときの視点が変わる
- 四季を全身で感じられる
- 集中力を鍛えられる
- 他人に干渉されずに楽しめる
早朝に行動できる
野鳥の多くは早朝から行動するので、早起きして探鳥地へ行くことになります。朝陽をあびて、綺麗な空気の中散歩するので身体はリフレッシュ。
1日充実感が得られます。
景色を見るときの視点が変わる
例えば、公園を散歩していると、身近な花や景色を眺めるのが一般的。
野鳥を気にしだすと視点が変わります。落ち葉が積もった地面、一部だけ揺れているアシ原もじっくり見るようになります。
落ち葉が積もった地面には、虫をついばむ野鳥がいますし、アシ原にも野鳥がいるからです。落ち葉には昆虫や蝶、アシ原にはカエルといった具合に野鳥以外の生き物にも出会えます。
公園のような場所でも、こんなに自然の生き物がいるのだと改めて気付くのです。
四季を全身で感じられる
野鳥観察する場所は自然の中なので、季節を感じることもできます。やわらかい風が吹いたり、遠くの山々に雪を見たり、新しい蕾を見つけたり。
じっと足を止めることで、野鳥以外の出会いもあります。
集中力を鍛えられる
野鳥は同じところにジッとしていないし、枝にとまるのは一瞬だけ。その姿を観察しようと、じっと集中することになります。
そのほか、さえずりに耳をすませて静かに歩いたり、カメラ撮影するときにも集中します。
現代人は忙しいので、何かをしながら、別の事を考えたり、いっぺんに違うことをしたり。普段の生活で、本能のまま自然の生き物に気持ちを集中することはまずありません。
野鳥の動きに集中するというのは、なかなか気持ちが良い瞬間です。
他人に干渉されずに楽しめる
バードウォッチング(野鳥観察)は、静かに野鳥を見る趣味です。
なので、本来はグループでわいわい話しながら野鳥を観察するものではありません。野鳥が警戒して逃げてしまうから。中には常連さん達が盛り上がっている時もありますが、他のバーダーさんに迷惑になる行為です。
つまり、自分と野鳥の1対1で楽しむもの。誰かと鉢合わせても、軽く挨拶したり、小さな声でほんの少しの情報交換する程度で良いのです。
中には、目も合わず、ひとりで静かに観察している人もいます。それでも成立するのがバードウォッチング(野鳥観察)。ゆるく人と関わりながら自分ひとりの世界を楽しめるのです。
早朝から5感を感じ、有酸素運動。一人でも楽しめる。
オススメの趣味です。