今回観察した野鳥
- ジョウビタキ
- ノビタキ
- ヒバリ
- ビンズイ
探鳥記録
- 日時:2022/09/20(火)am
- 場所:霧ケ峰高原 霧ヶ峰自然保護センター周辺
- 所在地:長野県諏訪市四賀霧ヶ峰7718-9(自然保護センター所在地)
- 天候:強風・霧&曇りときどき晴れ・7℃~10℃
概要
「霧ケ峰自然保護センター」で、今見られる野鳥情報を得て、まずは「自然研究路」とその周辺の野原を散策。
「霧ヶ峰自然保護センター」付近で「ノビタキ」「ジョウビタキ」、周辺の野原で「ビンズイ」、遠くの歩道に「ヒバリ」。「ノビタキ」は周辺の野原でも何羽か確認できました。
探鳥していると「霧ヶ峰」という地名通り、かなり霧が深くなり10℃を下回る風が吹きつけてきたため、短時間で断念。今回は下見のような探鳥になりました。
感想
「霧ヶ峰自然保護センター」で探鳥ポイントを教えていただき、効率的な探鳥に。初めての探鳥地、まして広大な場所では、何の情報も得ずに歩くと坊主になりかねません。とても有難かったです。
清々しい空気と景色を堪能しながら探鳥できたのは嬉しかったのですが、予想以上に気候が違いました。
霧ヶ峰の気候は平地と大きく違う
訪れたのは9月中旬。平地では半袖でも汗が出る暑さなのに、霧ケ峰高原は別世界です。
▼平地よりも気温が低く、気圧が減る
風を通さないウィンドブレーカー、厚手の長袖を重ね着、首元をしっかり閉めても体温がどんどん奪われてしまいます。上からダウンジャケットを羽織っても良いほどの気温と風。霧の頻度もかなり高いです。
次回は9月でもダウンを持って行こう!と実感したのでした。
▼あっという間に霧が広がる
霧ヶ峰自然保護センターで野鳥情報を得る
「霧ヶ峰自然保護センター」は、霧ケ峰高原へ訪れたらぜひ寄って欲しい施設です。施設専用の無料駐車場があるので、車でも行きやすいところ。高山植物が咲くころは混雑するようです。
スタッフの方によると、春から初夏にかけて、ニッコウキスゲが咲くころまでが探鳥しやすいそうですが、9月中旬で台風がきていた今回は、以下の黄色で囲った部分がおすすめとの事でした。
▼今回の見どころポイント
- 踊場湿原周辺の草原
- 自然観察センター周辺の草原
- ビーナスの丘付近の草原
施設内では、生き物に関する情報を沢山得ることができます。
霧ヶ峰自然研究路
自然研究路は「霧ヶ峰自然保護センター」の目の前にあるので、迷わずに行くことができます。
植物に囲まれた歩道が、長く続いています。私が訪れた日は、ニッコウキスゲが咲き終わり、ススキの穂が輝く景色でした。
途中、茂みの中からさえずりが聞こえたり、飛び出してきた「ノビタキ」に会ったりと、高山植物の花が少ないオフシーズンでもなかなか癒されます。
詳細
ジョウビタキ
「霧ヶ峰自然保護センター」裏の衝立に「ジョウビタキ」。遠くからの観察だったので、あまり焦点があっていません。色合いを見ると、まだ若いようです。
標高が高い=涼しいという理由もあるけれど、「ジョウビタキ」に会える季節になったんだなと嬉しくなります。
ノビタキ
標高が高い草原で見られる野鳥の代表「ノビタキ」。1番クリアに撮影できたのが「霧ヶ峰自然保護センター」横、駐車場が無い方の植栽あたりでした。
一瞬だけですが、わりと目立つ位置にとまってくれます。
ヒバリ
「霧ヶ峰自然保護センター」付近の歩道に「ヒバリ」(と思われる)。特徴的な冠羽が立っていないのでメスかもしれません。遠くからの撮影になりました。
霧ヶ峰高原では、4月から10月頃まで見られるそうです。
ビンズイ
頬の後ろに、白い斑があることでタヒバリと区別される「ビンズイ」。一瞬のことで自信がないのですが、おそらく「ビンズイ」。ヒバリに似たさえずりでした。
霧ケ峰高原で見られる野鳥
以下、「霧ヶ峰自然保護センター」の公式サイトより抜粋
- アオジ
- アカゲラ
- アカハラ
- ウグイス
- エナガ
- カケス
- キジ
- キセキレイ
- キレンジャク
- コガラ
- コゲラ
- コヨシキリ
- シジュウカラ
- チョウゲンボウ
- トビ
- ノスリ
- ノビタキ
- ハギマシコ
- ヒガラ
- ヒバリ
- ビンズイ
- ホオアカ
- ホオジロ
- ミソサザイ
- モズ
草原性の野鳥であるノビタキやホオアカ、ヒバリ、ビンズイなどが観察できます。ノビタキは、霧ヶ峰を代表する野鳥のひとつで、渡り鳥として知られています。春先に営巣し、親鳥はヒナのエサとなる虫を運び与え、初夏には若鳥が姿を現します。そして、本格的な冬を迎える前に南方へと移動します。
その他、1年を通じて、アカゲラやコゲラなどのキツツキの仲間や、シジュウカラ、コガラ、ホオジロなどが林や林縁で見られ、冬はレンジャクの仲間やハギマシコなどが訪れます。
霧ヶ峰自然保護センター