今回観察した野鳥
- オオルリ
- カワラヒワ
- キジバト
- コガラ
- シジュウカラ
- ヒガラ
- ホオジロ
- ヤマガラ
探鳥記録
- 日時:2022/08/11(木)am
- 場所:西湖野鳥の森 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖2068
- 天候:晴れ 25℃前後
概要
公園の餌台付近では「ヤマガラ」「シジュウカラ」「カワラヒワ」「キジバト」、公園周辺の水場では「オオルリ」、青木ヶ原樹海では「コガラ」「ヒガラ」「エナガ」など。
公園から見える遠くの木の上で「ホオジロ」を観察できました。
感想
観察できた野鳥の種類は少ないものの、目の前の水場に「オオルリ」が見られ、標高の高さを実感。青木ヶ原樹海ではカラ類やアオゲラ又はアカゲラの声も聞こえました。
餌台周辺では人に慣れたカラ類などを近くで撮影。餌付けされた環境での撮影は、複雑な心境でした。
公園の印象と見どころ
野鳥を観察するための森というよりも、野鳥を餌付けしている場所という印象。青木ヶ原樹海に囲まれた、公園周辺が見どころです。
園内には、野生の動物が入らないようになっている広場、樹海ギャラリー、木々に囲まれた歩道がありました。いたるところに餌台があり、カラ類がよく飛来しています。
▼ヒマワリを求めて飛来する
餌付けされている公園
気になったのは、餌となるヒマワリのタネを100円で販売していた事。設置している理由は「野鳥に対する理解を深めてもらいたい」「野鳥保護活動の資金」との事でした。
個人的には、餌付けに納得できません。
というのも、永遠にヒマワリのタネを与え続けられる保証がないからです。自分で餌をとらなくなった野鳥は、厳しい環境で生きていけないので、結果的に人の手で命を絶ってしまう事と同じ。
「野鳥保護活動の資金」を集めたいのならば、入館料を考えるとか、野鳥観察会を有料で設定するなど、他の道もあるわけです。
もう何年も続いている餌付け。本来の姿に戻り、良い方向に変わって欲しいと思います。
青木ヶ原樹海を通るルートもある
青木ヶ原樹海を通り「富岳風穴」へ行けるルートもあります。夏の樹海は葉が生い茂り、野鳥を撮影するのは至難の業。葉が落ちた季節の方が見通しやすい印象です。
ルートは途中に看板がありますが、歩道にそって歩かないと迷い込みそうな深い森。木に印が付いているわけでもないので、明るい日に、時間の余裕を持って行かないと危険に感じました。
詳細
オオルリ
餌台から奥に進んだ水場にて。
数回飛来した「オオルリ」です。10メートルくらい離れた枝にとまっています。まだ色が薄いので、若いオスのようです。
カワラヒワ
餌台周辺に「カワラヒワ」。数羽で飛来して、地面と切り株に行ったりきたり。他のカラ類と一緒に過ごしています。
シジュウカラ
だいぶ人に慣れた「シジュウカラ」。2メートルくらい近くに寄っても、あまり逃げません。「ヤマガラ」と一緒に餌台を転々と渡って、ヒマワリをさがしています。
ごはん無いかな?と首をかしげる様子がとっても可愛い。
ヒガラ
青木ヶ原樹海、園内の餌台付近にて。「シジュウカラ」かと思いきや、よく見ると「ヒガラ」です。あどけない表情と身体の様子から幼鳥と思われます。
ホオジロ
道路を挟んだ遠くの木から「ホオジロ」のさえずりが聞こえてきました。てっぺんで発見。あんなに目立つ場所でさえずって、危険ではないのか・・・。おそらく縄張りの主張でしょう。
ヤマガラ
今回いちばん多く観察したのが「ヤマガラ」。
もともと人に慣れやすい野鳥なので、餌が無くても会えた可能性はあります。ずいぶんヒマワリのタネが好きなようです。