今回観察した野鳥
- アオジ
- エナガ
- ガビチョウ
- カルガモ
- カワセミ
- キジバト
- クイナ
- コゲラ
- コジュケイ
- シジュウカラ
- ジョウビタキ
- タシギ
- ハシブトガラス
- ハシボソガラス
- ヒクイナ
- ヒヨドリ
- ヤマシギ
探鳥記録
- 日時:2023/01/02(月)
- 場所:舞岡公園
- 天候:くもり・7℃
概要
今回は、きざはし池周辺をメインに探鳥しました。
きざはし池周辺の木々には「ジョウビタキ」「シジュウカラ」「エナガ」、歩道に「ガビチョウ」「アオジ」など。野鳥の気配は多くありました。
きざはし池では、落ち葉の影で休む「ヤマシギ」を観察。手前には数羽の「コジュケイ」が横断していました。
きざはし池の向かい側の湿地では「クイナ」「ヒクイナ」「タシギ」を観察。
小谷戸池に「カルガモ」、さくらなみ池の奥に「カワセミ」を観察できました。
感想
冬のきざはし池は人気スポット
舞岡公園では冬になると、枯渇しているきざはし池で「ヤマシギ」が見られるのは有名です。
ですが、毎日出てくれるとは限らないし、出現場所が遠かったり近かったり。タイミングによって位置が違います。今回はかなり遠くの落ち葉の中で見つかりました。
そんなシャイな「ヤマシギ」。今回も、一目会おうと2、30人ほどのバーダーさんが待機されていました。
年配常連の方が「木を切っちゃったから滅多に出てこないよ!閑古鳥だよ、ははは!」とおっしゃっていましたが、そんな事はありません。
実際に何度か訪れてみると、午後の方が出てくれる確率が高いように感じています。
なかなか出てこないヤマシギだけど周辺も見どころあり
きざはし池の「ヤマシギ」は滅多に出てくれないので、待っている間ヒマかな・・・と思いきや、そうでもありません。
すぐ近くの北門付近では「ガビチョウ」「アオジ」が突然飛び出して来たり、周辺の枝には「メジロ」「ウグイス」「エナガ」「ジョウビタキ」などが飛来します。
きざはし池の向かい側は、湿地にようになった場所があり「ヒクイナ」「クイナ」「タシギ」が茂みから出たり入ったり。「アリスイ」もこの湿地で観察されています。
湿地にいる野鳥を観察して満足したら、またきざはし池や北門周辺へ・・・といった感じで、案外忙しい。あっという間に時間がすぎます。
目の前にベンチや屋根付きの東屋もあるので、椅子が無くても疲れません。
▼初夏。きざはし池の目の前にある東屋と水車
詳細
きざはし池周辺
アオジ
「アオジ」のさえずりは、茂みのあちらこちらで聞こえていました。
さえずりが大きく聞こえた場所をのぞくと、混みあった枝の中に。器用に枝の隙間をくぐって、奥深くへ行ってしまいました。身を隠すのに良い場所ですね。
エナガ
きざはし池周辺の木に「エナガ」。「エナガ」は、きざはし池の樹木でも遠くに確認できました。すばしっこく、高い枝に移動していく「エナガ」もいます。
クイナ
湿地に向けてカメラを向けている人が増えたので、便乗すると「クイナ」でした。周囲の茂みと同じような色をしていて、1度目を話すと見つけにくい模様をしています。
今回は何度も出てくれたので、身体全体を観察することができました。エキゾチックな模様がカッコいい。
ジョウビタキ
カッカッカ・・・と鳴く「ジョウビタキ」。メスです。「クイナ」が出た数歩前の枝で一瞬だけとまってくれました。
タシギ
「クイナ」と同じ湿地に「タシギ」。歩いている時は判別できるのですが、これまた見失いやすい模様をしています。
「タシギ」の撮影は大抵、背景がすっきりしませんね。こんな風に枯れ葉や枯れ枝でゴチャつくか、泥や砂の上にいます。
それでも、何度も出てくれたのでじっくり観察できました。
ヒクイナ
「クイナ」「タシギ」と同じ湿地に、ちょっと赤っぽい野鳥がゆっくり出てきました。「ヒクイナ」です。「クイナ」に比べて羽毛の模様が単調ですね。
これまた周辺に馴染む模様で、見つけにくい野鳥です。
少し見通しの良い場所にも来てくれました。「ヒクイナ」は警戒心が強いので、大抵はすぐにひっこんでしまいます。
じっくり観察できるのは、とても有難い場所といえます。
きざはし池
コジュケイ
きざはし池を眺めていると、左側から落ち葉がこすれる音。「コジュケイ」がゆっくりと7、8羽出てきて、右側へ横断していました。
寒いようで、羽毛に空気を入れてまん丸になっています。
羽毛の色や模様は、落ち葉や土の色によく似ています。横断中は「コッチコイ!」とは鳴かず、カサコソ音しか聞こえません。
ヤマシギ
数時間、さぎはし池を覗いてようやく見えた「ヤマシギ」がコレです。身体を沈めて、じっと動かず。それでも、なんとか瞳がみえました。
軽く30メートルはある場所の暗い茂みの中です。他に観察している人はおらず、反対側の湿地に夢中であることからも、皆さま「ヤマシギ」の出現に気が付かないようでした。まぁ・・・これでは、撮影しても残念写真にしかならないと思う方もおられるでしょう。
動いてくれないとまず分かりません。凝視していると、落ち葉が全部「ヤマシギ」に見えてくる・・・。
関連記事 ▼1週間あとの方が全身を観察できました。
さくらなみ池
カワセミ
気分転換に、数分歩いて宮田地区へ。さくらなみ池では「カワセミ」が遠くの枝にとまっていました。
さくらなみ池周辺では、大抵「カワセミ」を観察することができます。時々、カモ類も飛来しています。
「ヤマシギ」を探すのに目が疲れたら、のんびりとさくらなみ池周辺を探鳥するのもオススメです。