今回観察した野鳥
- アオジ
- エナガ
- カイツブリ
- カヤクグリ
- カルガモ
- カワウ
- カワセミ
- クマタカ
- シジュウカラ
- ジョウビタキ
- トビ
- ヒヨドリ
- ベニマシコ
- メジロ
- ヤマガラ
- ヤマセミ
- ルリビタキ
探鳥記録
- 日時:2022/12/3(土)am
- 場所:早戸川林道
- 所在地:神奈川県相模原市緑区
- 天候:くもりのち晴れ 7℃
概要
野鳥のさえずりが、あちらこちらから聞こえてきます。秋が深まり、木々の葉だいぶ落ちて見通しやすくなっていました。歩道はまだ凍結していません。
混みあった枝の隙間から見えたのは「ルリビタキ」「ジョウビタキ」が数羽。別の場所では、小さな野鳥の混群「ヤマガラ」「シジュウカラ」「メジロ」「エナガ」が一緒に食事をしていました。
苔がついた石壁付近のメッシュに「カヤクグリ」「ベニマシコ」が数羽、忙しく動いています。
途中、金沢橋付近から見える水辺の遠く(100メートル以上)に「ヤマセミ」「トビ」を確認。遠くの山のてっぺん(300メートル以上はあると思う)には「クマタカ」も見えました。
早戸川林道は神奈川の有名な探鳥スポット
早戸川林道は、公共交通機関で行くとなると最寄り駅(本厚木駅)からバスで約1時間。街中の公園のように、ぶらりと立ち寄るような場所ではないので、人が少なく静か。
歩道は整備されており、工事車両しか通らないため、のんびりと散策することが出来るのも魅力的な探鳥地です。
宮ケ瀬ダムの水辺がすぐ近くにあるので、水鳥の観察もできます。
感想
葉が茂った暖かい季節よりも、観察しやすく感じましたが、もう少し季節が進んで雪が降るような寒さの方が、歩道やフェンスに野鳥が出てきてくれたように感じました。
それでも、目的だった「ヤマセミ」「ベニマシコ」は観察できました。とはいえ・・・「ヤマセミ」は肉眼で1、2ミリ。遠すぎて白いゴミにしかみえず、少々モヤモヤが残った結果になりました。
ヤマセミは皆の憧れ
すれ違う人は大抵カメラを持っていて、「ヤマセミ」出ました?と聞かれること数回。皆さん、やっぱり「ヤマセミ」を観察したいようです。
数名のバーダーさんが、水辺の方を見て待機していたのでお聞きすると「ヤマセミ」がいるよ!との事。何度も説明を聞き、ようやく見つけたのが、小さな白い豆粒。
金沢橋の近くから見えた、水辺の向こう側の枝にポツンととまっています。
肉眼では難しいその姿・・・。
あちらこちらからに飛んで移動しています。「ヤマセミ」が場所を変えると、バーダーさんも一斉にそちらへ移動。「ヤマセミ」はみんなのアイドルです。
色々な場所に移動するようで、手前のフェンス近くに来てくれたこともあるそうです。数日前には朝7時ころに近くに来てくれたとの事(今回は現れず)。
「ヤマセミ」は同じ時間に同じ行動をする事が多々あるので、時間を狙って待機している人もいました。
早朝の探鳥!松茸山自然の森公園「早戸川口駐車スペース」
今回は、松茸山自然の森公園「早戸川口駐車スペース」に車を停めて探鳥スタートです。
停められるのは7、8台分くらいなので、ここは早く埋まってしまうだろうなぁという印象。今回は、紅葉や花見の無いオフシーズンでしたが、朝7時の時点で空きは2台くらい。
ここに停めていいの?と思える路肩の駐車場でした。
徒歩2、3分の場所に「早戸川橋」があります。
今回、この松茸山自然の森公園「早戸川口駐車スペース」を利用したのは早朝の探鳥だったためです。そんなに早くいかないよ・・・という場合は「小中沢駐車場」がおすすめです。
9時以降の探鳥なら「小中沢駐車場」がオススメ
土日は有料(普通車:300円~500円)ですが、普通車は334台。無人の機械式駐車場です。
イベントやハイシーズンには混雑しますが、早い時間ならば大抵は停められます。
徒歩数分の場所に、トイレや飲食店、自販機があるのも良いところ。探鳥後にのんびり休憩できます。
詳細
アオジ
茂みから「チッチッチ・・・」と、「アオジ」のさえずりが聞こえてきます。時々、ちょっと黄色っぽい姿が隙間から飛んでいるのを確認。全身は観察できませんでした。
もう少し寒くなると、個体数も増えるので撮影しやすくなるでしょう。
エナガ
カラ類の混群と一緒に食事していた「エナガ」。とにかくすばしっこい。しばらく同じ枝にいても、3秒後には違う枝へいってしまいます。
歩道から見上げる角度にいて、なかなか簡易度が高い撮影になりました。
カイツブリ
橋の上から水面を覗くと、小さな波紋が出来ていました。正体は「カイツブリ」。端っこで顔を出してくれたタイミングで撮影できました。
カヤクグリ
「ベニマシコ」がいた場所に「カヤクグリ」。一瞬だけ、フェンスに乗ってくれました。枝被りですが、全身が見えたのはこの一瞬。けっこう動きの速い野鳥です。
クマタカ
バーダーさんが7、8名集まって野鳥情報を交換中、常連さんが遠くの山の上にいた「クマタカ」を見つけました。そう・・・遠くの山の上に乗っていた小さな塊。肉眼では分かりません。
全国に生息している留鳥なのですが、街中では見られない猛禽。小さくても、会えるとやっぱり嬉しいですね。
ジョウビタキ
カッカ・・・カッカという「ジョウビタキ」のさえずりは、あちらこちらから聞こえました。
ようやく姿を見せてくれたのは、高い枝の上。一瞬だけとまってすぐに移動してしまいました。美味しいゴハンがあったようです。
トビ
水辺の上に出ている枯れ枝に「トビ」。常連バーダーさんによると、少し前に、ここに「ヤマセミ」がとまっていたとの事。「トビ」が来てから、遠くに行ってしまったんだそうです。
以前訪れた時にも、この枝にとまった「トビ」を見ました。お気に入りポイントのようです。
ベニマシコ
歩道を歩いていると、数名のバーダーさんが撮影していたので便乗してみたら「ベニマシコ」でした。ちょこまかと動いて、木の実を食べています。
この場所ではオスメス両方いて、確認できたのは全部で6羽前後。
小さな集団で行動していました。
ヤマセミ
金沢橋付近。「トビ」がいた枯れ枝の近くに「ヤマセミ」。肉眼では1、2ミリでかなり遠く(100メートル以上先)に見えます。あちらこちらに飛んでいるので、タイミングが合えば、もう少し近くで撮影できるようでした。
枝にとまって、周囲を確認しています。
じっとしている時間はバラつきがあり、突然に移動することもありました。
ルリビタキ
「ジョウビタキ」がとまっていた枝の近くで、オスの「ルリビタキ」。これまた一瞬だけ、姿を見せてくれました。
成鳥になった青いオスの「ルリビタキ」を見たい!と思ったのですが、今回観察できたのは、これから青くなる若鳥でした。
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