今回観察した野鳥
- アオサギ
- イワツバメ
- ウグイス
- オオヨシキリ
- カイツブリ
- カルガモ
- カワウ
- カワセミ
- カワラバト
- カワラヒワ
- クロハラアジサシ
- コアジサシ
- コジュリン
- シジュウカラ
- スズメ
- チュウサギ
- ツバメ
- トビ
- ヒバリ
- ヒヨドリ
- ホオジロ
- ムクドリ
- モモイロペリカン(飼われている野鳥)
探鳥記録
- 日時:2022/07/18(月)am
- 場所:北印旛沼
- 天候:晴れ 湿気多し・33℃越え猛暑
概要
30年以上飼われている「モモイロペリカン」のカンタ君、なかなか姿を確認できない「ウグイス」、「クロハラアジサシ」などを観察できました。
茂みには「コジュリン」と思われる野鳥も(ひょっとしたら、ホオジロの幼鳥)。お馴染みの「カワウ」や「カイツブリ」も遠くに見えます。
感想
蒸し暑い、曇りの猛暑の中での探鳥になりました。
印旛沼全体を見渡せる場所まで行くと、「モモイロペリカン」や「ウグイス」、遠くに「カワウ」や「カイツブリ」「アオサギ」「クロハラアジサシ」などを観察できました。小さな椅子を出しても通行の邪魔にならない程度の広さも出てきます。
でも、印旛沼までの道はやっかいでした。
サイクリングコースになっていて、何度も自転車が通るため、観察をやめて茂みへ移動する必要があったのです。
印旛沼までのルートはサイクリングコース
印旛沼までの歩道は、サイクリングコースになっています。そのため、自転車が通るときは、茂みに身体を寄せないといけませんでした。
思ったよりも台数が多く、観察中に手をとめて除けることもしばしば。
しばらく歩くと見通しが良い景色が広がります。
観察に集中できないのは残念なところです。まぁ茂みで見つけたとしても、草や葉が邪魔をして結局よく分からない結果になるのですけど。
そもそも、自転車の人だって、本当は人が居ない方が気持ちよく走れるでしょう。野鳥観察をするための道ではないので、お互い譲り合って使うしかありません。
詳細
イワツバメ
早くて撮影しなかったのですが、「イワツバメ」がぴゅんぴゅん飛んでいました。お腹が白く、尾の切れ込みが浅い。「アマツバメ」よりも、ぷっくりしたような姿です。
▼別の探鳥地で撮影したイワツバメ
ウグイス
「モモイロペリカン」のカンタくんがいる場所からすぐの電線に、「ケキョケキョ!」「ホケキョ!」と声高らかになく「ウグイス」。
どこかに飛んでは、また同じ電線にとまっていたので、自分の縄張りなのでしょう。都市公園で見かける「ウグイス」は、たいてい茂みにいて姿が見えません。
かなり遠くて解像していませんが、全身を観察できて嬉しくなります。
オオヨシキリ
サイクリングコースの茂みから「ギョギョ・・・」「ギョギョシ」と声がします。「オオヨシキリ」です。数羽いて、一瞬だけとまった時に撮影できました。
カイツブリ
毎日、印旛沼に通っている人によると「カイツブリ」は毎年卵を産むのだそうです。人を警戒して、奥に行ってしまったようです。
今回は「カワウ」が休んでいる遠くの干潟の近くで確認できました。サイクリングコースから少しそれた場所にも、巣立ったあとを確認。数か所で繁殖しているようです。
カワウ
杭に「カワウ」の群れ。時々沼の上を飛んで移動しています。
カワセミ
印旛沼の上を「チチチチ・・・」と高い声で飛び、杭の上で休む「カワセミ」を確認。
しかし・・・あまりにも遠い。肉眼で見た大きさは、1センチ程度。それでも青い羽毛が分かりました。何度かダイブして獲物を捕らえ、遠くへ行ってしまいました。
カワラヒワ
田んぼの上を小鳥がいくつも飛んでいます。
なんとか撮影できたのが「カワラヒワ」。
このほか、鳴き声から「スズメ」「ヒバリ」もいたようです。田んぼの真ん中を旋回していて、なかなか近くで撮影できません。
クロハラアジサシ
「ツバメ」とは違う、白い翼の「クロハラアジサシ」を確認。
最初は「コアジサシ」かと思ったのですが、身体の色が違います。素早く旋回して獲物を探していました。「クロハラアジサシ」は、なかなか会えない野鳥です。
コアジサシ
「クロハラアジサシ」に混ざって獲物を探す「コアジサシ」。
垂直に水面へ向かう姿がとても綺麗です。
コジュリン
「オオヨシキリ」がいた茂みのそばで「コジュリン」・・・と思います。
「ホオジロ」が沢山いたので、「ホオジロ」の幼鳥の可能性もあります。鳴き声が判別できなかったのと、Googleレンズでも「コジュリン」と出てきたため、そう判断しました。
小さな体が茂みから出た一瞬を撮影できました。
シジュウカラ
ガードレールにとまる「シジュウカラ」。
街中でも見かけるお馴染みの野鳥です。車がすぐそばを通るのに、ひるまず慣れた様子。お腹のネクタイが太いのでオスでしょう。
ツバメ
コンビニの上の電線に数羽「ツバメ」がとまっていました。
遠くからの撮影でも、尾の切れ込みが深いのがよく分かります。何羽かいたので近くに巣があるのでしょう。
トビ
田んぼへ急降下して、魚を捕らえる「トビ」。
田んぼに、あんなに大きな魚がいるとは。上空からよく魚を見えるもんだなぁと感心してしまう。
ホオジロ
あちらこちらでさえずる「ホオジロ」。
今回は「ホオジロ祭り」と思うくらい目撃しました。木のてっぺん、草の中、茂み・・・と何度もあの美しいさえずりが聞こえてきます。
モモイロペリカン・カンタくん
遠くからでも分かる「モモイロペリカン」。人に飼われている野鳥です。
近くに寄ってみると、毎日お世話をしている男性が案内してくれました。
その男性がお世話をする前、漁師さんがすでに30年ご飯をあげていたとのこと。本来は群れで過ごす種なので、ここに1羽で留まるには何か理由があるのでしょう。どこかで飼われていたのか。それとも迷い込んだのか?
一般的に「モモイロペリカン」の寿命は50年くらいとのことで、もうおじいちゃんの可能性もあります。
美しい色の羽毛と優しい眼差しから、愛されているのを感じてほっこりしました。
近くに食事処とコンビニあり
印旛沼の近くにはいくつか飲食店があります。今回、私がお世話になったのは「台方ラーメン」さんと、その向かい側のローソン。
猛暑で、ちょっと気持ち悪くなるくらいの状況だったので、冷たい冷やし中華に救われました。お店の中は昔ながらの優しい雰囲気。他にも定食やラーメン、酒類があります。
甚兵衛公園(じんべえこうえん)のすぐ近くです。