今回観察した野鳥
- ウソ
- キクイタダキ
- コガラ
- ヒガラ
- ヤマガラ
探鳥記録
- 日時:2022/09/26(水)am
- 場所:富士山 奥庭荘付近
- 所在地:山梨県南都留郡 富士河口湖町大嵐1510-4
- 天候:晴れ・体感10℃前後
概要
前回と同じように、富士山の5号目にある「奥庭荘」の水場とその周辺を探鳥。
「奥庭荘」の水場では「キクイタダキ」が1度、数秒だけ来てくれました。そのほか「ウソ」「コガラ」「ヒガラ」「ヤマガラ」が水浴びに。
「奥庭荘」のオーナーさんによると、前日に「ホシガラス」も数回、飛来したそうです。
感想
確認できた野鳥の数は少なく感じましたが、念願の「キクイタダキ」を水場で撮影できて楽しい時間になりました。
「奥庭荘」での過ごし方、水場の明るさ、野鳥が飛来する頻度など、あれこれ感じるものがあったものの、富士山を堪能しながらの探鳥、おいしいランチもとれて大満足です。
場所を借りて観察する「奥庭荘」の水場
前回、「奥庭荘」のオーナーさんから全員に向けての注意喚起は特になかったのですが、今回は朝礼として「奥庭荘」での過ごし方などの説明がありました。
荷物を地面に置かない、通路を開ける、ゴミは持ち帰る、登山客への配慮を忘れずに、展望台へも寄ってほしい・・・といった、当たり前の事。全員集めて10分近くかけての説明です。「何かあったんですかね・・・」と隣の方が私に小声でささやくほど。
「奥庭荘」は世界遺産・富士山の中にある山小屋。大切な場所を借りて野鳥観察をしているのだと改めて認識したのでした。
水場の明るさ
上画像、人がいる奥にある木の根元が水場です。
こんな感じに、快晴でも午前中は日陰になっていました。だんだんと陽が高くなると、木漏れ日のようにまだらに水場が明るくなり、午後3時ころには、水場の全体が明るくなりました。
明るくなりすぎると、今度は羽毛が反射してしまいます。スポットライトに当たっているようになってしまい、撮影が難しい場所でした。
▼陽に当たって羽毛が不鮮明に
水場に来る野鳥の頻度
台風がとおりすぎて、数日後。秋深くなっておらず、今回も野鳥の数は少ない印象でした。
途中、休憩と食事をはさんで7時間くらい水場前にいた結果、観察できたのは5種類。2時間近く、全く野鳥がおりてこない時もありました。必ずしも早朝が良いとは限らない感じでした。
天候以外にもタイミングもあるので、いつが良いと断言できないのがじれったいところです。
「奥庭荘」の食事
野鳥観察を午前中にして、今回もランチに「きのこそば」を頂きました。きのこや天ぷらが入っていて、とても美味しい。
前回と具剤が少し違ったので、その日の食材で少し変わるようです。
奥庭展望台周辺で探鳥
今回も「奥庭荘」周辺、展望台に向かって探鳥へ。
快晴だったので、青空と富士山のダイナミックな組み合わせに感動しながら進みます。さえずりが聞こえる程度で、近くに野鳥の気配を感じません。
前回「キクイタダキ」がいたポイントも、野鳥の気配がありません。
ここでの野鳥撮影は過度に期待せず、周囲の自然を堪能しながら歩きます。
歩道の両側では自生している「ツルコケモモ」が這うように伸びていて、ところどころ赤い実をつけていました。
「奥庭荘」では、富士山で育った「ツルコケモモ」の実をジャムにしています。お話を聞くと、丁寧に手作りをされているようでした。購入したところ、とっても美味しくて感動しました。貴重な実を頂けるとは、有難い気持ちになります。
水場での野鳥撮影がいまひとつでも、美しい景色が待っています。ぜひ、休憩がてら、「奥庭荘」からすぐの「奥庭展望台周辺」を歩いてみてください。
詳細
ウソ
今回、いちばん多く観察できたのが「ウソ」。ダイナミックに水浴びしています。汚れたくちばしも綺麗になっていました。
水浴びしたあとは、止まり木へ移動してさえずり。ぽってりしたくちばしが可愛らしい。
メスも数回飛来。
色が地味なので、暗い時間帯は一層目立ちません。画像もひどいもんですが・・・この表情ったらもう。なんて可愛いのでしょう。たまりません。
心なしか、メスの方が長い間水浴びしていました。綺麗好きなのかな?
キクイタダキ
数時間待って、ようやく「キクイタダキ」が2~3羽降りてきました。
ほんの数秒のことで、カメラを向けるので精一杯。一瞬水浴びをしたら、すぐに木の枝に飛び移り、葉の奥へ移動してしまいました。
本当にすばしっこい野鳥です。じっと止まっていることがありません。
菊の花を頭のてっぺんに乗せていることが「キクイタダキ」という名前の由来なんだそうですが、なるほど確かに!と納得。
頭のてっぺんは、とても明るい黄色でした。
コガラ
ちょぴひげベレー帽の「コガラ」。
動きが早いけれど、念入りに水浴びしてくれたのでじっくり撮影できました。水に入っている足の爪も、とっても可愛らしい。
時々周囲を見渡して警戒しています。
ヒガラ
「コガラ」よりも少ない頻度でしたが、「ヒガラ」も来てくれました。
まだらに陽が当たって、難しい状況です。すばしっこく、一瞬だけバシャン!と水に入ってすぐに枝へ。水浴びというよりも体を濡らしたといった感じ。
ルリビタキ
前回(5日前)には確認できなかった「ルリビタキ」も撮影できました。今回は2、3羽といったところ。
少しだけ青くなった若い子が来てくれて、テンション上がります。これから真っ青になって、より美しくなるのでしょう。
真っ青な「ルリビタキ」も魅力がありますが、途中経過を観察するのも、また楽しい。来年、また降りてきて欲しいですね。