今回観察した野鳥
- アオサギ
- アオバト
- イソヒヨドリ
- ウミネコ
- トビ
探鳥記録
- 日時:2022/09/27(火)
- 場所:大磯町照ヶ崎海岸
- 所在地:神奈川県中郡大磯町
- 天候:くもりのち晴れ・23℃・秋らしい空気
概要
朝8時ころ照ヶ崎海岸へ到着すると、駐車場の空にも「アオバト」の群れを確認。平日のためかバーダーさんの数は少なく、気兼ねなく観察することができました。
遠くの岩礁に「アオサギ」や「ウミネコ」、上空には「トビ」が旋回しています。駐車場付近の高い電灯の上に「イソヒヨドリ」のメスも確認。
9月下旬の「アオバト」は5月に観察した頃と、あまり変わらない数の群れでした。
感想
8月下旬には「ハヤブサ」狙いのバーダーさんがずらりと並んでいたようですが、それから約1か月ほどたった今回、静けさを取り戻していました。
歩道から岩礁を見下ろして撮影
岩礁にいちばん近い、波打ち際まで降りて撮影してみると、案外撮影しにくく感じました。
朝陽が射しこんで「アオバト」が白く光ってしまいますし、飛び立った群れは、真上にカメラを向けなければならず、シャッターチャンスを逃すことがしばしば。
そこで上の歩道に移動し、岩礁を見下ろすように観察すると、比較的撮影しやすい印象です。朝陽の角度が少し変わり、群れを撮影するときも見上げずに済みます。
塩水を飲んでいる「アオバト」は遠くからの撮影になってしまいますが、歩道で待機というのもアリ。砂にまみれることなく、他のバーダーさんとのトラブルも避けられます。
「アオバト」は初夏から秋に向けて飛来するので、そろそろ終わり。来年にまた撮影チャレンジしたい探鳥地です。
アオバトのポイントに近い駐車場
「アオバト」ポイント近くの駐車場、なかなか使いやすく思いました。
- 場所:大磯港臨港道路付属第二駐車場
- アオバトのポイントまで徒歩5、6分
- 10時前なら比較的空いている
- 精算に交通系ICが使える
- 道路を挟んで向かい側にトイレがある
夏休みが終わり、秋めいてきた9月下旬の平日だったためか、午前中は余裕がありました。5月に訪れたときにも午前中の早い時間は余裕がありました。
この駐車場は、海が目の前でアクセスが良く、釣りや海水浴、サーフィンで訪れる人も多くて人気です。夏は午後になると満杯になり列ができます。いつの季節でも早めが良いでしょう。
この駐車場が良いのは、交通系ICが使えること。サッと清算できて有難いシステムです。料金は、このあたりでは良心的な方だと思います。
- 1時間毎:310円
- 3時間以上:1040円(当日上限)
(2022年9月現在)
また、駐車場入り口付近、道路を挟んで向こう側にトイレがあります。
よくある「海沿いの公衆トイレ」といった感じで、衛生面や雰囲気は仕方がないけれど、探鳥中にすぐに利用できるのは有難いです。トイレットペーパーも設置されていました。
詳細
アオサギ
遠くの岩礁にとまっていた「アオサギ」。しばらくすると飛び立ち、すぐに見えなくなってしまいました。
「アオサギ」は公園や河川敷でよく見かける野鳥です。海水が混ざる干潟でもよく見かけるので、海にいても不思議じゃありません。
海では他の野鳥に目が行って存在が薄くなりがちですが・・・「アオサギ」も海に来る野鳥だったと改めて認識したのでした。
アオバト
今回いちばんの撮影目的は「アオバト」。
朝8時ころには、10分おきくらいで何度か群れで来ていました。30羽くらいで海上を飛ぶ蒸れ、5、6羽で直接岩礁に来る「アオバト」もいます。大きな群れ、小さな群れ、それぞれ海の上を飛んでは反対側の雑木林へという繰り返し。
オスとメス、一緒に飛んでいます。
肩の翼が「ぶどう色」がオス、「みどり色」がメス。
朝陽を浴びて、波に挑みながら海水を飲みに来ます。
荒波に当たって命を落とす場合もあるそうです。でも、海水を飲まずには生きていけない。過酷な補給シーンです。
「アオバト」は、「ドバト」「キジバト」と同じようなボディなのに、羽毛の色や生態が全く違うから不思議。街中では、なかなか会えない野鳥です。
横浜市でも、海が近くにある海水がまざる場所(富岡並木ふなだまり公園)では数羽確認したことがあるので、他の場所でも塩分を補給しているようです。
▼海とは反対側の雑木林へ向かう群れ
イソヒヨドリ
駐車場の近くの電灯上に「イソヒヨドリ」のメス。「イソヒヨドリ」は海ではわりと見かけるのですが、メスとの遭遇率が高いように感じています。
オスに比べると地味ですが、羽毛の模様がとっても美しいですね。
以前、海が違い河川敷や民家のフェンスでも見かけたので、海のそばに住んでいる方にはお馴染みの野鳥なのかもしれません。海から離れた鶴見川でも、時々見かけます。
ウミネコ
遠くの海上にぽつんと浮かんでいたり、飛んでいたりした数羽の「ウミネコ」。数はそれほど多くありませんが、名前のとおり海で確認できました。
トビ
いちばんよく見かける猛禽「トビ」。今回も空高くで旋回していました。「ピーヒョロロロ・・・」とさえずりながら、羽根を広げて飛んでいます。
このあたりではよく見かけるので、獲物が豊富なのでしょうね。