今回観察した野鳥
- オシドリ
- ガビチョウ
- カワセミ
- カワラバト
- キジバト
- シジュウカラ
- ジョウビタキ
- スズメ
- ハシボソガラス
- ヒヨドリ
- ホオジロ
- ムクドリ
- メジロ
探鳥記録
- 日時:2022/11/06(日)
- 場所:奈良山公園
- 天候:くもり・15℃
概要
雨水調整池で「オシドリ」を数羽、オスとメス両方確認できました。多くは茂みの奥で休んでいるようです。このほか「シジュウカラ」「カワセミ」「ホオジロ」も調整池の茂みで観察。周辺の電線に「ジョウビタキ」のオスが飛来していました。
公園内の雑木林では「ガビチョウ」が声高らかにさえずっています。
感想
奈良山公園は、雨水を調整する役割があるだけではなく、近隣の方に愛されているオアシスです。街中にありながら多くの野鳥が飛来する、小さな自然があります。
冬の雨水調整池はオシドリで盛り上がる
水面を眺めていると、「来てる?」「撮れた?」と突然背後から聞かれる事、多々あり。
冬の雨水調整池は「オシドリ」で有名なようで、ここでカメラを構えている人は「オシドリ」を撮影する人というイメージが出来てしまっているようです。
交流が多くて、肝心の観察がおろそかになりがちでした。それとなくスルーしても、一方的に話しかけられる事もあります。待ちスタイルはこんなデメリットがあります。
地元の皆様、ほんとに「オシドリ」が好き。お陰で、色々な情報を頂きました。
雨水調整池はオシドリの休憩スポット
地元の方によると、毎年12月から1月にかけて工事が行われるそうです。そんな状況でも「オシドリ」は毎年見られるとの事。
というのも、ずっとこの雨水調整池にいるのではなく、まだ陽が昇る前の暗い時間に、こどもの国周辺から毎日群れで飛来するそうです。暗い時間なので画像に残すのは難しいけれど、その姿は圧巻との事。
奈良山公園の雨水調整池は、オシドリの休憩スポットなわけですね。
詳細
オシドリ
ぼんやり調整池をみていると、オスの「オシドリ」がスーッと1羽だけ出てくれました。その距離、40メートル以上はあったと思います。ほんの数秒だけ出て、すぐに茂みに入ってしまいます。
時々オス2羽でじゃれあっている(ケンカかも)姿も見られました。
遠くからでも、オスのカラフルな羽毛は確認できます。
茂みの足元で、メスも数羽確認。
「オシドリ」といえば、カラフルなオスに注目してしまいますが、メスも綺麗。とっても可愛らしい表情をしています。
茂みを観察すると、数羽の「オシドリ」が見えます。
枝が水面の上に伸びていて、屋根のようになっています。適度に陽も当たって居心地が良さそう。水面が高くなり枝との隙間が狭くなると、「オシドリ」が水面に沢山出てきてくれるんだそうです。
ガビチョウ
紅葉が進んだ歩道を歩いていると、「ガビチョウ」のさえずり。あちらこちらに聞こえます。ほんの一瞬、飛んだ影を見ただけ。姿が確認できず、撮影できませんでした。
カワセミ
雨水調整池の茂みに「チチチ・・・・」とさえずりながら飛んできた「カワセミ」。獲物が居る=小魚がいるという事ですね。
雨水調整池は毎年しゅんせつ工事(悪臭や氾濫を防ぐため、底の土砂を取り除く工事)が入るので、魚はいないのではないか?と思っていました。
生態系保全のため、完全に水を抜くわけではないそうです。
シジュウカラ
すぐ手前の枝に、一瞬だけとまってくれた「シジュウカラ」。翼の色がとっても綺麗です。
「シジュウカラ」は歩道沿いの木々や公園内の雑木林からも、さえずりが聞こえました。
ジョウビタキ
「ヒッ、ヒッ、ヒッ・・・カカカ」という、「ジョウビタキ」独特のさえずり。声の方向を見ると、電線にオスがとまっていました。時々飛び立ってはまた戻るの繰り返し。ここは彼の縄張りなのでしょう。
11月に入り「ジョウビタキ」を多く見かけるようになりました。いよいよ冬の到来です。